8月の或る日曜日の午後1時。品川に近いスタジオに母親に手をひかれた幼い子供達が三々五々集まってくる。父親も一緒の家族もいる。私も長女の娘(孫)の付き添いでこの子供向け「お菓子づくり教室」の仲間入りをした。初めての経験で勝手がわからず落ち着かない。5つのテーブルに6人ずつ合計30人のちびっ子シェフがエプロン姿で可愛い。孫の路子も目を輝かせて楽しそうだ。お姉さん先生が各テーブルで助けてくれる。大先生の登場だ。マイクがないので大声を出して子供達にお菓子作りの説明開始。一通り説明が終わるといよいよ戦闘開始。粘土細工の工作の時間みたいだ。子供達は皆真剣そのもの。ワイワイガヤガヤがスタジオを充たしている。孫のアシストが役目なのにまったく出番を必要とされない。その時、大先生から「分量計算を手伝って」の命令を受ける。手に生地がくっ付いて上手く分けられない。100グラムづつ塊にした生地を30個やっとの思いで並べた。少々貢献できたので妙にホッとした。親と子供(家族総出)それに指導者さらにその場を提供してくれた協力者等皆の思いは一つ「子供達にものづくりの楽しさ、焼きたてのクッキー、ケーキの本物のおいしさを味わって欲しい!」出来上がったお菓子のカタチは不揃いだけど、一つ頂いて試食させてもらったら本当に美味しい。子供達も得意満面で食べている。
「参加と連携」これからのまちづくりのあり方について話をする時必ず口にするキーワードですが、私自身今回の経験で「参加と連携」の喜びやエネルギーを実感させて頂いた。「まちづくり」であれ「お菓子づくり」であれ「参加」する人の思いが一つになって、皆が協力・連携するところに必ず感動と充実感が生まれることを。
申し遅れましたが、「大先生」は女房の真紀子ですが、この子供達が健やかに成長し、親になったらまたその子にお菓子づくりの楽しさを伝えていって欲しいと願わずにはいられません。