古賀誠先生、二階俊博先生のお供をして、上記3カ国を7月下旬に1週間のスピード視察をする機会を得ました。
まずインドについては、2050年にはアジアでは中国に次いで第2位の経済大国になり、日本を加えた中印日3国体制がアジアの経済フレームになるという予測(米有力投資銀行)に真実味があり、IT関連産業の進展をベースに今後年率6〜7%の実質経済成長が期待されそうです。日本では中国の経済成長については様々な論評を目にしますが、インドについてはあまり関心が見られません。インドも日本が冷やかなので、最近では宿敵中国との経済交流を進めようとしています。
インドの経済成長の牽引車となっているのがIT関連産業であり、ご存知のバンガロール市が有名ですが、特筆すべきは衛星通信回線を利用して米国をはじめ各国の情報産業関連企業が業務をインド企業にアウトソーシングしていることでしょう。まさに世界経済のグローバル化の旗手にインドが躍り出ているのです。“ゼロ”を発見した民族ですから、数学理論やコンピューター・ソフトの開発には天才的な能力をインド人は有していると思われます。また、英語教育が浸透していることも強みでしょう。ただインドの今後の大きな課題は、やはり高速道路、光ファイバー等交通通信関係社会資本の整備をどのように進めていくかにかかっていると思われます。日本とのより密接なパートナーシップを望んでいるインドに対し投資環境の更なる整備も望まれますが、民主主義がしっかり定着していることを、日本ももっと評価すべきと感じました。
ミャンマーについては、軍事政権というマイナス面をあまりにも意識しすぎると、将来禍根を残すと思います。中印関係等複雑な国際関係の中で、ミャンマーが安定的に民主化を実現するプロセスとしての現政権の位置付けが必要です。極めて親日的なミャンマーに対して日本しか出来ない役割があるはずだと痛感しました。
ベトナムについては、まさに今後大きく発展していく潜在能力を秘めた恐るべき国民だと思います。その勤勉さは嘗ての日本人のようですし、民族的プライドも強烈です。10年前に航空交渉でハノイを訪れました。大変な田舎町という印象でしたが、今度訪れてその様変わりぶりに心底驚きました。
最近東京でもベトナム料理がブームになっており、またアオザイを代表とするファッションも流行し始めていますが、将来の高齢化社会を支える医療・介護の分野でも優秀なベトナム人看護婦にお世話になる日が間近に来ているように思います。
つたない感想ですが、アジアは沸騰してきている、間違いなく21世紀はアジアの時代だと確信した次第です。
参議院 自由民主党 副幹事長 参議院議員 |
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